これまでの活動①  2019.4.27

記念すべき第1回は、2019年4月27日に開催されました。


前川佳代先生には、平安時代のお香の材料として使用されていた「甘葛煎(あまづらせん)」についてご講演いただきました後、

田中圭子先生には、お香の歴史文化や平泉にあったであろう香りについてのご講演と、ワークショップとして、平安時代のお香のレシピより「荷葉(かよう)」という薫物を作成し、その香りを楽しみました。


香料には、一般的にお線香として使われている白檀や沈香などの香木に加え、香辛料としても使用されるターメリック(ウコン)やクローブ(丁子)なども調合しました。


香料1つ1つがとてもパンチが効いていて、合わせた時にどんな香りになるか不安でしたが、いざ混ぜ合わせますと、なんとも心地の良い・艶やかな香りとなり、メンバー一同驚きました。

その奥深さを体感し、この香りが当時の平泉に漂っていたであろうこと想像しました。


平泉のかをり創造プロジェクト

ー香りにのせて、伝えたい。平泉ー 平安時代の平泉で使われていたと推定される「香り」の再現や 地域で採れる鉱植物を香料として使用できるよう研究を行なっています。 2021年、平泉世界遺産登録10周年に合わせ平泉のかをり文香および名刺香を製作いたしました。 皆様に“平泉”知っていただくをきっかけになるような活動をしてまいります。